歩いて知ろうよ芥川〜みんなで遊歩道をつくっていこう!〜
2008年11月29日(土)
 将来、「淀川から摂津峡まで川沿いを歩ける道ができるといいな♪」という思いのもと、11月29日、芥川倶楽部主催でリバーウオークイベントを開催しました。 淀川を望める三箇牧から芥川合流部を経て芥川を遡り、JR鉄橋までの約5.5kmを歩きました。100人を目標に参加を呼びかけた結果、120人の参加があり、天候にも恵まれ最高のイベントとなりました。

 三箇牧公民館をスタートし、まずは三島鴨神社の紹介。この神社は、淀川が暴れないように祀られたもので、元々淀川の中州にありましたが、淀川の築堤工事(1598年)で現在の場所に移されました。 次に目にするのは淀川の広い河川敷。そして築堤の記念碑。淀川は大正時代に大きく決壊し、堤防を築くために上流から土砂を土汽車で運んでいたことがあります。 芥川の芝生大橋付近では、「番田井路」がポイント。芥川、淀川、檜尾川はいずれも天井川で、三川に囲まれた地区は水面よりも低いため、ここに溜まった水を排出するために掘られた人工河川です。 芥川の下をトンネルで通り抜け、最終的には神崎川に合流します。 この仕組みは何と1600年代の昔に作られ、当時は「番田大樋」と呼ばれ木製だったそうです。 芥川大橋の落差工では国の方から、自然再生工事中の津之江公園では高槻市の方から、説明いただきました。 最後にJR鉄橋下流の落差工に設置された魚みちを見学し、ゴール。

 災害非常食とお味噌汁を食べて、投網の実演やクイズの景品プレゼントで盛り上がり、「楽しかった」という感想をたくさんいただきました。 肝心の川沿いの道については、やはり歩きにくい場所があったり、車通りが多かったりと、気になる箇所がいくつかあり、今後の川・道づくりの資料となるアンケート結果を頂きました。 今後は楽しく川辺を歩いてもらえる道づくりにも、積極的に取組んでいきたいと考えています。
淀川堤防
淀川の堤防に出ました。
築堤記念碑
淀川の築堤記念碑
番田大樋
番田大樋の記念碑
魚みち説明
国交省から芥川大堰に魚道を作る話を聞きました。
魚説明
ゴール地点で投網の実演と魚説明。
マガモ
マガモのペア。こんな鳥も見られました。


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