芥川・ひとと魚にやさしい川づくり


植物からみた芥川
2008年10月18日(土)
河川レンジャーの中島さん主催・芥川倶楽部共催で、40名の参加がありました。 芥川鷺打橋〜JR鉄橋下流まで約3.2キロメートルを3人の講師、 河合正人さん(元あやめ池自然博物館学芸員)、高田みちよさん(芥川倶楽部アドバイザー)、 立石五郎さん(島本・緑と水を守る会会長)の案内で歩きました。
説明を聞く
エノコログサの説明。ここではエノコログサ、アキノエノコログサ、キンエノコロの3種類がありました。
アキノノゲシ
アキノノゲシ。じつは、レタスの仲間です。
お菊虫
ジャコウアゲハの幼虫。後ろ手に縛られているように見えるので、お菊虫の名前があります。
天気に恵まれましたが、日差しが強く10月としては暑い日になりました。 植物は、特徴的なものを説明しながら75種類を確認し、昆虫は31種類を確認しました。 専門家によるフィールドでの解説は、図鑑等では得られない豊富な情報が得られるので、 参加者の能力アップにおおいに役立ちました。 特に「せっかく教えてもろうたのに、3歩あるいたら名前を忘れてしまう。」という参加者に、 「気にせず、同じことを何回でも聞いてください。」と答える講師の姿勢が印象に残りました。
 植物の世界に外来種が多数入り込み、芥川の土手や河川敷でも優先種がどんどん変化しています。 これは工事後の植生回復目的の種子吹き付けや土手の草刈を時期決めて一斉に行うなど、 人間の営みが生き物たちのライフサイクルに大きなインパクトを与えるためと思われます。
マメアサガオ
白い花がマメアサガオ。地味ですが、アサガオの仲間。最近増えている外来種です。
ホシアサガオ
良く似たピンクの花はホシアサガオ。サツマイモの仲間です。
アメリカネナシカズラ
茎を他の植物に刺し込んで栄養を奪う寄生植物。動かぬ植物にもいろんな生き方があります。


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